そんなわけで、二日目も無事に終わりました。
こんなにサクサク進んでいいのかというぐらい、順調に行っています。
自分で言うのもなんですが、『トランス』は、日本人にも難しいのに、
それをイギリス人俳優とスタッフに分かってもらうのは、これは大変だと覚悟していました。
でも、今の所は、なんとか、納得してくれています。
今日は、(『トランス』を知っている人なら分かると思いますが)冒頭、礼子が白衣を取るのですが、マサ役(イギリス人に分かりやすいように、雅人はマサに変えました。サンゾウ、レイコはそのままです)のスティーブが「じゃあ、僕が白衣を取ったら、どんなストーリーになっていたんだい?」と聞くので、「その場合はね」と、マサ・バージョンを説明しました。
ついでに、「サンゾウが取ったらどうなるの?」とサンゾウ役のラシャンが楽しそうに聞くので、
これこれこうなると説明しました。
オーディションで出会ったのですが、三人とも、これが、イメージぴったりというぐらい、
マサとレイコとサンゾウにあっています。マサ役のスティーブは、いつもじっくりと考え込み、
サンゾウ役のラシャンはわひゃわひゃと笑い、レイコ役のメレディスは、大きな目をじっと開いて、笑ったり集中したりしています。
なんだか、今の所は、ナイスな三角形です。