「ラブハンドル」・・ちょっぴりカワイイ響きのこの言葉、年齢とともにオナカのまわりについた贅肉のこと (love handles = 米国・スラング)。
恋人同士がお互いのわき腹を、車のハンドルのように掴んだことからの命名でしょう。
登場するのは、ラブハンドルが、そろそろ気になる微妙な年頃の人々。
バツイチの弁護士・立花勝(原田泰造) とその秘書・八木沼千鶴 (富田靖子)は、長すぎた春をやりすごすうちに、冬を迎えてしまった結婚ニートカップル。
もはや崖っぷちと焦っている千鶴は、あの手この手で結婚を迫るけれど、勝には全くその気はナシ。
ある日、彼らの事務所にやってきたのは、挙動不審な依頼人・薄井(石黒賢) 。
オイシイ話かと思いきや、この人が世紀の片思いに悩む恋愛ニート。
彼女のために生きるの死ぬのと大騒ぎして、果ては3人同居するハメに。
近所に住む勝の姉(長野里美) は、夫(小須田康人)の浮気を疑って離婚を宣言。
さらに勝の娘のカレシ(瀬川亮) までが現れ、恋愛相談を持ちかける。
かくして、立花法律事務所では4つの恋物語が交錯。人のフリ見て我が恋を想い、それぞれの愛の行方は・・・何処へ? |